堀越正和 スタッフ紹介

家庭消火器点検の日

公開日:2025/01/19(日) 更新日:2025/01/16(木) ひとりごと

1月19日は「家庭消火器点検の日」――消火器の点検で安全を守ろう!

こんにちは。
本日1月19日は「家庭消火器点検の日」。皆さま、消火器の点検は定期的に行っていますか?消火器は火災時の初期消火に大きな役割を果たしますが、正しい管理や点検を怠ると、重大な事故につながることもあります。

今回は、消火器の劣化が引き起こす危険性や、点検の重要性について詳しくお話しします。


消火器の劣化が引き起こす危険性

消火器は耐久性が高いように見えますが、実は経年劣化することで思わぬ事故を招くことがあります。特に、サビ内部の腐食が進むと非常に危険です。

1. 底が抜けてロケットのように飛ぶ

消火器は内部に高圧のガスを封じ込めています。そのため、サビや腐食によって容器が弱くなり、圧力に耐えきれなくなると、底が抜けてロケットのように飛び出す事故が起こる可能性があります。

過去には、点検を怠った消火器が劣化し、使用中や移動中に突然破裂して飛び出し、周囲の人に重傷を負わせたり、死亡事故を引き起こしたケースも報告されています。

2. 中身が漏れ出す危険性

劣化した消火器は、内部の消火剤やガスが漏れ出すことがあります。漏れた消火剤が手や皮膚に触れると、炎症や健康被害を引き起こすこともあります。

3. 火災時に使えない

劣化した消火器は、いざという時に正常に作動しない可能性があります。せっかく備えていても、実際に火災が発生したときに役に立たなければ意味がありません。


安全のために必ず行いたい「消火器点検」

消火器が安全に使用できる状態を保つためには、定期的な点検と適切な管理が欠かせません。「家庭消火器点検の日」をきっかけに、次のポイントを確認してみましょう。

1. 製造年月日をチェック

消火器には製造年月日が記載されています。使用期限は製造から5~10年が一般的ですので、それを過ぎている場合は交換が必要です。

2. 圧力計を確認

多くの消火器には圧力ゲージが付いています。ゲージの針が「緑色の範囲」にある場合は正常ですが、それ以外の場合は修理または交換が必要です。

3. サビや腐食の有無を確認

消火器の表面にサビがある場合は、内部の腐食が進んでいる可能性があります。特に底部分は劣化しやすいので、念入りにチェックしましょう。

4. 正しい保管場所

消火器を湿気が多い場所に保管すると、サビが発生しやすくなります。風通しの良い場所に設置し、直射日光を避けて保管してください。


古い消火器の廃棄は専門業者へ

使い終わったり、劣化した消火器を廃棄する場合は、必ず専門業者に依頼しましょう。適切な方法で廃棄しないと、破裂やガス漏れの危険性があります。

廃棄時の注意点

  • 自治体によっては回収を行っていない場合もあるため、事前に確認が必要です。
  • 専門業者では、中身の処理やリサイクルを安全に行います。

火災予防の第一歩は備えから

消火器は、火災の際に私たちの命や財産を守る重要な道具です。しかし、点検や適切な管理を怠ると、逆に事故や災害を引き起こす原因にもなり得ます。

「家庭消火器点検の日」をきっかけに、消火器の状態を見直し、家族や周囲の人々の安全を守る備えをしてみてはいかがでしょうか?


まとめ

1月19日の「家庭消火器点検の日」は、火災予防や安全意識を高めるための良い機会です。劣化した消火器が引き起こす危険性を理解し、定期的な点検や交換を心掛けましょう。

もし古い消火器の処分にお困りの場合や、防災について詳しく知りたいことがあれば、ぜひ地域の専門業者にご相談ください。日頃の備えが、いざという時の安心につながります。

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